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【書評・要約】『あっという間に人は死ぬから』──“時間を食べつくすモンスター”を倒して、後悔しない生き方を

書籍『あっという間に人は死ぬから』のカバー画像と時間に追われる現代人のイメージ
書籍紹介ブロガー富

「気づいたら今日も、大切なことができなかった…」
「やりたいことがあるのに、SNSや仕事に時間を取られてしまう」

それは意思が弱いからではありません。
実は私たちは、無意識のうちに “時間を食べつくすモンスター” に支配されているのです。

佐藤舞(サトマイ)さんのベストセラー
『あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』が教えてくれるのは、
「効率化のテクニックではなく、“生き方の軸”を取り戻すことこそ時間の解放につながる」 という真実です。

今回の書籍はこれ

「時間に追われて、いつの間にか日々が過ぎ去っていく――そんな焦りを感じたこと、ありませんか?」

そんなあなたにこそ読んでほしい一冊がここにある。
あっという間に人は死ぬからは、私たちが知らず知らず“時間のモンスター”に支配されてしまう仕組みを解き、そこから自由になるヒントを与えてくれる本。

🔹 日常の “ムダ時間” を見つめ直す視点を得る
🔹 死・孤独・責任という“人生の三つの難題”に正直に向き合う勇気
🔹 本心を軸にした行動へのステップを実践できる構成
🔹 読むだけでなく、自分で考え・書き出すワークが含まれているから手応えを感じやすい

👉【『あっという間に人は死ぬから』の詳細・購入はこちら】

まずは目次をチラッと眺めてみてください。あなたが時間を取り戻す旅の始まりになるかもしれません。

「時間を奪うモンスター」の正体とは?

正体=「三つの現実からの逃避 → 自己ごまかし → 代替行動」の連鎖

本書が示す核は、逃れられない三つの理(死・孤独・責任)を直視できない不安が、
① 自分への言い訳(自己欺瞞)を生み、
本当にやるべきことの“代わり”に時間を使わせる──この逃避の仕組みです。

1) コア(見えない心の層)

  • :いつか終わる現実を“他人事”にして先延ばしを正当化
  • 孤独:不安を避け、周囲・世間の目に合わせて本心からズレる
  • 責任:決断の帰結が怖くて「無難」「現状維持」を選ぶ
    → ここで生まれる不安が、次の二段階を駆動します。

2) 変換装置(自己欺瞞)

  • 「今日は準備だけ」「もう少し情報を集めてから」など“今やらない理由”を作る
  • 目標をズラし、達成“風”の小タスクで安心を得る(疑似達成)
    → 自分で自分をだますことで、逃避を“合理化”します。

3) 行動化(代替行動)

  • SNSスクロール/動画視聴/無限の情報収集/細部の微修正
  • “忙しい”が続くのに前進しない“擬似プロダクティビティ”
    時間が食われる本丸。やるべき行動の代替として、延々と繰り返される。

こうして時間が奪われる(ミクロなメカニズム)

刺激(不安) → 逃避したい衝動 → もっともらしい言い訳 → 代替行動 → 一時的な安心 → 罪悪感/焦り → さらに逃避
というループが形成され、気づけば一日が溶けます。章立てでも、この“正体→三つの理→本心→行動”の順で解体する構成。

見破るチェック(いま目の前の行動は…)

  • これは目的? それとも“手段いじり”?(手段を磨くこと自体が目的化してないか)
  • 終わると“誰が”ラクになる?(具体的な誰かの変化が言えない=代替行動のサイン)
  • 「あとで」は日時が入っている?(期限なき“あとで”は自己欺瞞の温床)
  • 今日は“決めること”を避けていない?(責任回避の代替行動は決断を先送りしがち)

要するに
モンスターはアプリや外部の何かではなく、
三つの現実から逃げたい気持ちが生む“自己ごまかし”と“代替行動”の仕組みそのもの。
ここを見抜ければ、対処(本心の明確化→優先順位→小さな実行)に手が届きます。

なぜ「本心に従う」ことが時間の自由を取り戻す第一歩なのか?

なぜ「本心に従う」と時間の自由が戻るのか

1) 本心=“判断のフィルタ”になるから

  • 本心(自分が本当に大事にしたい価値)は、やる/やらないを瞬時に分ける基準になります。
  • 迷いが減る=意思決定が速くなる=選択疲れ先延ばしが減る。
    → 結果、空いた時間とエネルギーが“本当に進めたいこと”に集約します。

2) 代替行動を断つ“意味のドーパミン”が出るから

  • 意味のある行動は、着手時の心理抵抗が小さく、続けやすい。
  • 「意味→動機→行動→小成功→さらに動機」という好循環が、SNSや無駄タスク(代替行動)を押し退けます。

3) 自己決定感が上がり、集中と満足が同時に増えるから

  • 他人の期待や不安ではなく、自分で選んだ感覚が強いほど、集中(フロー)に入りやすい。
  • 集中が生まれると、短い時間で深く進む→“時間の密度”が上がる=自由時間が増える体感へ。

4) 「やらない」がハッキリし、予定が軽くなるから

  • 本心に合わない誘い・案件・習慣を断りやすくなる
  • 予定表がスリム化→余白ができ、突発対応や休息のバッファも確保できる。

5) 一貫したアイデンティティが“再開力”を育てるから

  • 途切れても戻る基準がある(=本心)。
  • 「続けられない自分」ではなく「戻れる自分」になるので、再開までの時間が短くなります。

こんな人に読んでほしい

  • 気づくと1日がSNSや雑務で終わってしまう
  • 「いつかやろう」と思っていることが先延ばしになっている
  • 成果や他人の目ばかり気にして、自分を見失いそうな人
  • 忙しいのに満たされず、何かが違うと感じている人
  • 限られた時間を「後悔しない使い方」に変えたい人

まとめ

私たちは「時間がない」と感じると、つい 効率化テクニックや便利なツールに走りがちです。
けれど、いくら作業を速くしても、何をやるか・やらないかがブレていれば、時間は再び奪われてしまいます。

本書『あっという間に人は死ぬから』が教えてくれるのは、
時間の自由を取り戻す鍵は 「効率」ではなく「生き方」 だということ。

  • 死・孤独・責任から目をそらすと、自己欺瞞や代替行動が時間を食いつくす
  • 自分の本心を知り、優先順位を決めると、迷いが消え、やるべきことがクリアになる
  • 小さな一歩でも「自分で選んだ行動」が積み重なれば、時間の満足度が上がる

効率化は道具にすぎません。
まずは “自分が何を大切にして生きたいか” を知り、その軸で日々を設計すること。
それが、後悔しない時間の使い方へのいちばん確かな近道です。

👉 「このまま毎日を浪費したくない」と思ったら、
ぜひ『あっという間に人は死ぬから』を手に取ってみてください。
時間を取り戻すためのシンプルで実践的な地図が、そこにあります。

ABOUT ME
書籍紹介ブロガー富
書籍紹介ブロガー富
書籍のある人生を満喫しよう
40代後半で法人を経営しながら、不動産賃貸業にも携わっています。 仕事の合間には週に1冊のペースで読書を続け、学びを日々の実生活や経営に活かしています。
本は、現実の世界ではなかなか経験できないことを教えてくれたり、知らないと損をする知識を与えてくれたりします。さらに、人生を豊かにしてくれるヒントや気づきが詰まっている、私にとってかけがえのない存在です。
このブログでは、そんな私が読んできた「今世でぜひ読んでほしい名著」を紹介していきます。 読書を通じて得られる知恵や気づきが、あなたの人生やキャリアに少しでも役立てば嬉しく思います。 趣味は、愛犬と遊ぶこと・麻雀・料理。 本から得た学びだけでなく、日常の中で感じたことも織り交ぜながら、等身大の視点で発信していきます。
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