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【書評・要約】『お金の大学』──「使う力」で、お金を“幸せに変える”スキルを育てる

書籍紹介ブロガー富

「頑張って貯めてるけど、我慢ばかりで楽しくない…」
「お金の使い方って、正解があるのかな?」

そんな疑問を持つ方にとって、両@リベ大学長の『お金の大学』は“お金の使い方で人生を豊かにする視点”をくれる一冊です。

今回の書籍はこれ

「お金のことで寝つきが悪かったり、将来に不安を感じたこと、ありませんか?」
『お金の大学』は、そんなあなたの“お金へのモヤモヤ”をスッと晴らしてくれる一冊です。

「貯める」「増やす」「稼ぐ」「守る」「使う」の5つの力で、お金のことを丸ごと学べる
✔ 最新の制度・金融の実情に対応した改訂版で、古い情報に振り回されない知識が手に入る
✔ 難しいことを簡単に、行動できる形で教えてくれるので、初心者でも始めやすい
✔ 内容はすぐ実践できるテクニック満載。固定費を見直すだけでも、本の元がとれる可能性あり

👉【『お金の大学 改訂版』の内容をチェックする】

まずは“目次だけをパラパラめくる”くらいの軽さでいいかもしれません。それで、あなたのお金の使い方が少しずつ変わっていく。

「使う力」とは?

「使う力」とは、ただお金を消費することではなく、
お金を自分や大切な人の幸福に変える力

浪費や見栄に消えてしまうのではなく、
人生をより充実させる選択にお金を投じることで、同じ金額でも満足度が大きく変わります。

『お金の大学』で学べる「使う力」の実践法

1. 浪費を減らし、満足度の高い消費へシフト

  • 衝動買いを防ぐルール化
     例:「欲しいと思ったら3日寝かせる」「単価1,000円あたりの満足度を考える」
  • 値段より“使用頻度と体験価値”を重視
     1回で終わるモノより、繰り返し使うモノ・長く記憶に残る経験にお金を使う。
  • 見栄消費をやめる
     ブランド志向や周囲へのアピールではなく、自分の価値観に沿った支出を優先する。

2. 経験・思い出への投資

  • 旅行・趣味
     旅行や趣味は体験そのものに加え、写真や記憶として残り、幸福度を長期的に押し上げる。
  • 学び・イベント
     セミナー、講座、ワークショップなど“未来に活きる体験”は、支出と同時にスキルや仲間を得られる。
  • 時間を買う
     時短家電や外注(家事代行・クリーニングなど)で時間を作り、その時間を自分や家族に使う。

3. 人間関係を育てるお金の使い方

  • 大切な人へのごちそう・プレゼント
     物ではなく「気持ちを込めた体験」を贈ると、相手も自分も幸福度が高まる。
  • 寄付・社会貢献
     お金が社会に循環する感覚を持つことで、自己肯定感も上がり、視野が広がる。
  • コミュニティ活動
     サークルや地域活動への参加は、出費以上のつながりや支え合いを生む。

4. 自己投資としての支出

  • スキルアップ
     資格、オンライン講座、書籍など、将来の「稼ぐ力」に直結する支出。
  • 健康・体力づくり
     ジム、運動器具、良質な食事。健康は「最大の資産」であり、医療費削減にもつながる。
  • 身だしなみ・環境整備
     清潔感のある身なりや快適な住環境は、仕事や人間関係の成果を引き上げる投資。

「使う力」でやりがちな失敗例

  • セールやポイントに釣られて不要な買い物をしてしまう
  • 「自己投資」と言いながら高額情報商材に手を出す
  • ストレス解消の浪費が常態化する
  • 見栄や他人基準でお金を使い、後悔が残る

👉 『お金の大学』では、このような「浪費」や「罠」を避けつつ、幸福度を高める支出を選ぶ考え方を学べます。

「使う力」とは、

  • 浪費を減らして価値ある消費を選び
  • 経験や人とのつながりに投資し
  • 自己成長や健康にお金を回す

ことで、お金=幸せを増幅させる道具に変える力
『お金の大学』は、その具体的な実践法とマインドセットを教えてくれる一冊です。

なぜ「使う力」が今必要なのか

可処分所得の「効率最大化」が欠かせないから

2025年8月の日本の物価上昇率は+2.7%(前年比)。一方、実質賃金は2025年7月にようやく+0.5%と小幅プラスに転じた段階。増えにくい購買力を“幸福に直結する支出”へ配分する設計が要ります。

キャッシュレス・サブスクで「見えにくい出費」が増えやすいから

日本のキャッシュレス比率は2024年に42.8%。決済が滑らかになるほど浪費も滑らかになります。だからこそ“何に、なぜ、いくら使うか”の方針=使う力が家計の質を左右します。

幸福研究が示す“正解の使い方”があるから

お金で時間を買う(家事外注・移動の短縮など)と、物的消費より幸福度が高まりやすい。
 ・**人のために使う(寄付・プレゼント)**と、自己の幸福度も上がりやすい。
 単なる我慢や倹約ではなく、どこに使うと満足が最大化するかを知ることが重要です。

“経験・学び・健康”への投資がリターンを生むから

スキルや体力は収入・選択肢・医療費の三面で回収されます。物価や雇用が揺れる局面ほど、将来の不確実性に効く自己投資の優先順位が上がります。(時間を買う=学びや休息に回す、は上記研究とも整合。)

SNS時代の比較消費に流されやすいから

情報量と「他人の正解」が増え、見栄や衝動に引っ張られがち。だからこそ“自分の価値観に沿って満足度を最大化する”マイルールが必要です。(例:48時間ルール、体験優先、年間テーマ支出 など)

『お金の大学』の「使う力」こんな人におすすめ

1) 貯めることばかりで「楽しむ実感」がない人

  • 節約や貯金を頑張っているが、我慢ばかりで生活が窮屈
  • お金を使う=悪いこと と思いがち
    👉 「使う力」を学ぶと、お金で人生の満足度を高める視点が得られる。

2) ご褒美消費や衝動買いで後悔しやすい人

  • ストレス発散で買い物してしまう
  • 「なんで買ったんだろう」と後悔することが多い
    👉 「浪費」と「満足度の高い消費」の違いを知ることで、買い物の満足度がぐんと上がる

3) キャッシュレスやサブスクで“気づかぬ出費”が多い人

  • タッチ決済で使いすぎる
  • 動画や音楽サブスクを複数契約しているが、ほとんど活用していない
    👉 「使う力」は、便利さに流されない支出管理術として役立つ。

4) 自己投資をしたいけど「何に使うか」迷っている人

  • 書籍・セミナー・スキル習得に投資したいが基準が曖昧
  • 「投資」と「浪費」の境界線が分からず不安
    👉 本書の考え方で、未来にリターンを生む支出を選べるようになる

5) 人間関係や社会貢献にお金を活かしたい人

  • 家族や友人に喜んでもらえるお金の使い方を知りたい
  • 寄付やクラファンに興味はあるが、どう活かすか悩む
    👉 「使う力」は、お金を人間関係や社会の幸福に転換する視点を与えてくれる。

6) 人生100年時代を「お金で豊かに生き抜きたい」人

  • 定年後の生活を“節約だけ”にしたくない
  • 経験や学びを重ねていきたい
    👉 「使う力」を身につけると、年齢を重ねても満足度の高いお金の使い方ができる。

まとめ

「使う力」とは、お金を幸せに変える技術
浪費や我慢から解放され、経験・人間関係・成長にお金を回すことで、同じ収入でも人生の満足度は大きく変わります。

『お金の大学』は、その第一歩をわかりやすく教えてくれる一冊です。

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書籍紹介ブロガー富
書籍紹介ブロガー富
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40代後半で法人を経営しながら、不動産賃貸業にも携わっています。 仕事の合間には週に1冊のペースで読書を続け、学びを日々の実生活や経営に活かしています。
本は、現実の世界ではなかなか経験できないことを教えてくれたり、知らないと損をする知識を与えてくれたりします。さらに、人生を豊かにしてくれるヒントや気づきが詰まっている、私にとってかけがえのない存在です。
このブログでは、そんな私が読んできた「今世でぜひ読んでほしい名著」を紹介していきます。 読書を通じて得られる知恵や気づきが、あなたの人生やキャリアに少しでも役立てば嬉しく思います。 趣味は、愛犬と遊ぶこと・麻雀・料理。 本から得た学びだけでなく、日常の中で感じたことも織り交ぜながら、等身大の視点で発信していきます。
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