「収入のすべてを使い切る人」から卒業する方法|バビロン大富豪の教えを学ぼう

「毎月ギリギリの生活…」「将来がなんとなく不安…」そんな20代〜40代の方へ。 本記事では、全世界で100年以上読み継がれる名著『バビロン大富豪の教え』をわかりやすく解説。 貯金ゼロから人生を変えた“バビロン式黄金法則”を、今こそ学んでみませんか?
『バビロン大富豪の教え』とは?
『バビロン大富豪の教え』は、アメリカの作家ジョージ・S・クレイソンによって書かれた一冊で、1926年に発表されて以来、世界中で読み継がれてきました。古代バビロニアの物語をベースにした寓話形式のこの本では、時代や国を超えて通用する「お金の原理原則」が語られます。
特に日本で人気なのが、ストーリー仕立ての漫画版。難しい経済理論を使わず、感情に訴えかける描写で、誰もが共感しながら学べる内容になっています。
なぜ今この本が話題なのか?
現代社会では、年金問題やインフレ、終身雇用制度の崩壊など、お金に対する不安が増しています。 特に20〜40代のミレニアル・Z世代は「収入が安定しない」「将来が見えにくい」という不安を多く抱えています。
そんな中、この本が再評価されているのは、
- 難しい用語がなくても理解できる
- 誰でも今日から実践できる
- ストーリー仕立てで記憶に残りやすい という、現代人の“学びやすさ”にマッチしているからです。
書籍の要点:黄金に愛される7つの道具
『バビロン大富豪の教え』の核心は、「黄金に愛される七つの道具(Seven Cures for a Lean Purse)」です。これらは、時代や立場を問わず誰にでも通じる、お金を増やし守るための普遍的なルールです。
1. 収入の10分の1を貯金せよ
「まずは自分に支払う」——これが最初の教えです。収入の10分の1を必ず自分のために残すことで、貯金体質が身につきます。生活費の残りを貯めるのではなく、先に貯金する“先取り貯金”が重要です。
2. 欲望に優先順位をつけよ
収入には限りがあります。すべての欲望を満たすのではなく、真に必要な支出を見極めることが鍵です。「本当にこれは今必要か?」と自問することで、無駄遣いが激減します。
3. 貯めた金に働かせよ
貯金はあくまでスタート地点。資産運用によってお金に“働いてもらう”ことが重要です。投資信託やつみたてNISAなど、自分の理解できる範囲で少額から始めることで、複利の力を味方にできます。
4. 危険や天敵から金を守れ
「うまい話」には裏がある。無知な投資、詐欺、浪費など、お金を奪うリスクから資産を守る知識と慎重さを持ちましょう。「わからないものには投資しない」ことが鉄則です。
5. より良きところに住め
快適な住環境は心の安定と直結します。無理のない範囲で、自分と家族が安心して過ごせる環境にお金を使うことは、“投資”でもあります。生活の質の向上は、長期的にプラスの影響をもたらします。
6. 今日から未来の生活に備えよ
老後の生活費、病気、事故など、将来に備える意識を持ちましょう。iDeCo、保険、教育資金などを計画的に用意することで、不測の事態に強くなれます。未来は“今の行動”で変えられます。
7. 自分こそを最大の資本とせよ
スキルアップや学びへの投資は、将来の収入と人生の選択肢を広げます。本を読む、資格を取る、人と出会う——こうした行動こそが、最も確実な“元本保証付きの投資”です
20代〜40代が読むべき3つの理由
実践的なお金の使い方がわかる
20代〜40代は、収入が安定してくる一方で、結婚、子育て、住宅購入、転職や副業など、ライフステージが大きく変化する時期です。 この本は、そうした人生の岐路において「どこにお金を使うべきか」「どこは削るべきか」といった判断力を養ってくれます。 また、実生活でありがちな浪費パターンをストーリーで疑似体験できるため、「今の自分ならどう行動するか?」をリアルに考えるきっかけになります。
自己肯定感が高まる
登場人物たちは誰もが最初は失敗し、迷い、苦しみながらも、知識と努力によって運命を変えていきます。 それはまさに、現代を生きる私たちと同じ。お金の話を超えて、「人生は変えられる」という希望を与えてくれる本です。 「稼げる人しかお金持ちになれない」という思い込みを壊してくれ、自分の努力に意味があることを再確認させてくれます。
将来に対する不安が減る
漠然とした将来の不安は、「知らないこと」や「準備不足」から生まれます。 この本を読むことで、お金の基本原則を学び、「収入が増えたらどう管理するか」「退職後の備えはどうするか」といった視点が持てるようになります。 特に日本では学校でお金の教育を受ける機会が少ないため、こうした書籍が人生の“お金の教科書”となり得るのです。

書籍の内容を実践して、浮いたお金をiDeCoやNISAで投資すれば、10年後、20年後にはそれまでと全く違った景色が広がっているはずです。
『お金に働いてもらう』その為のお金の準備、まずはこの本からはじめてみませんか?
感想・レビュー:心に残ったフレーズ
「収入のすべてを使い切る者は、どれほど多く稼いでも貧しいままである。」
このフレーズは、毎月の給料日直後にすぐお金がなくなる生活をしていた自分にとって、強烈な反省を促すものでした。 たとえば、毎月10万円のカード支払いをしていた頃は、「どうせまた来月も稼げばいい」と楽観していたのですが、貯金はわずか、ストレスだけが溜まっていく状態でした。一時期はリボ払いに手を出していた事も💦
この本を読んでから、「まずは自分に支払う」という考えに切り替え、収入の10%を自動的に別口座へ振り分けるように設定。 最初の月は不安でしたが、3ヶ月後には「残ったお金でもちゃんと生活できる」ことがわかり、無駄遣いも自然と減りました。
今まではなんとなく使っていたお金が貯まるようになり、そのお金で投資をスタート。
タイミングにもよりますけど、結果的に資産は増えて行きました。
この小さな習慣が、将来への安心感と、自己管理への自信につながったのです。
まとめ:お金と向き合う第一歩に
お金の知識がないことで、不安になる。将来が見えないことで、焦ってしまう。 でも、ほんの少し学ぶことで人生は大きく変わります。
『バビロン大富豪の教え』は、その“最初の一歩”として最適な一冊です。 知識ゼロでも理解できて、読み終えたその日から生活が変わる力を持っています。
「もっと早く読んでおけばよかった」と思う前に、今この瞬間から始めてみてください。 将来のお金の不安を、今日から行動することで希望に変えていきましょう。